福田事務次官のセクハラ音声は本物か?

週刊新潮と福田次官を擁護する財務省との全面バトルが展開しそうな勢いで、はたから見てる分には何やらおもしろいけど、あの疑惑の「セクハラ音声」、確かにフェイクという可能性もありますね。

昨日から出ずっぱりの日本音響研究所の鈴木創氏。この人いいですねえ~♡まさにこういうときの「専門家」という感じで。

だいたいこういうときに弁護士だの元財務省なんて出てきても何の「専門家」なんでしょう。奴らは法律に詳しいだけの素人ですよ。物証がすべてモノを言う。この科学技術の時代に、あてにならない証言だの供述だのを分析するだけの法律家に用はないというべきだ。

私もネット上の公開音声なるものを聞いてみたけど(ボリューム100にして)、音声分析ソフトが私も欲しくなりましたよ。確かに鈴木氏の指摘通り、バーかキャバレーかキャバクラか、酔っぱらったようなオッサンの声と早口の若い女性の声が背後に混ざってますね。酔客とホステスの会話、と言えなくもないな。

それと氷を割る音とかBGMのジャズの音。新潮側は福田次官の自宅近くのバーで録音した、と言ってるから、バーぐらいならOKなのだろう。問題はキャバクラのホステスを相手にしてるかどうかですよ。

この点、肝心の相手女性の音声が丸ごとカットされてるからなあ… 被害女性だろうが何だろうが、ここで相手が確認できなければ、アホウ大臣の言を待つまでもなく信憑性がありませんよ。相手方の言い分だけでセクハラ認定されたら法も正義もあるものか。

相手がホステスという「玄人」さんなら、「おっぱい触っていい?」「抱きしめたいな」「浮気しようよ」と言っていいのか。そういう「仕事」だからいいとしても、キャバクラや風俗店に高級官僚が出入りして卑猥なことを言って喜ぶ、というのはそもそもどうなんでしょうか。

前川前文科次官なんかどうなるのよ。菅官房長官は今回もお得意の卑劣漢ぶりで、前川はいかんが福田はいいのだ。だってアホウにまかせてるんだから。こういう支離滅裂は安倍政権の持病ですな。

出会い系バーで食事するのは「教育行政に携わる者」として断じて許しがたいが、国民の税金を預かる財務官僚はキャバクラで「おっぱい触らせろ」はお構いなしなのだ。意味不明な基準だが、要はどうでもいいのだろう。財務官僚の妻たちも夫がホステスの胸を揉むぐらいは笑って済ませてる、ということなのだろう(実際官僚の妻はよく不倫するというが…)。

仮にですよ、福田の相手がホステスで、「ねえ福田さん、森友どうなってんのよ?」「さあわかんねえなあ、デリケートな問題だから。(それより)おっぱい触らせてよ」「ダ・メ・よ。もう♡」という程度の会話だったとしても、これが最強とか言われる傲岸不遜なドロボー官庁、財務省の実態なんですね。それだけでも次官辞めろという話で、ノーパンしゃぶしゃぶからまったく反省してませんな。

ただ、帰ってからたまたま夕方の朝日放送見てたら、古賀茂明氏がややこしいことを言っていた。「自分のいろいろな情報からすると、この『被害女性』はですね、福田氏のセクハラがあんまりひどいからほかの女性たちと被害者の連合をつくって、でも結局あんまりついて来てくれなくて、仕方ないから自分一人で新潮に録音を持ち込んだ。それが財務省に出てこいとか言われて、すっかりおびえちゃってますよ」

これ何? 古賀さんは相手の「被害女性」に会ってるんでしょうか。それとも誰かからのまた聞きなのかしら。

古賀氏ももっとはっきり突っ込んだことを言ってもらいたいものだけど、「女性記者」というのはどうやら実在するのか。だとしたら財務省もとっくに特定してるでしょう。福田に聞けばすぐわかることだ。大手マスコミのみにあてて「協力依頼」という恫喝をしたことからも、記者の所属がどこなのかもうわかってるんでしょうね。

仮に「ホステス説」をとってもこの4月初めのことである。歌舞伎町だか六本木だか知らないが、店の名前も相手の源氏名も簡単に特定できるだろう。

財務省の「調査」なんて茶番で、相手女性の名前も身元も財務省は(そしてアホウ大臣も)とっくに把握しているはずだ。それで「出てこい」とは、100%相手が名乗り出ないことに賭けてるんでしょうかね。

野党も相変わらず能がないけど、財務省相手にいきり立っても始まらない。それよか誰か伝手を介して「被害女性」にこっそり会えばいい。新潮も女性の声を野党議員にだけ聞かせればいいでしょう。相手女性もそれぐらいはOKしないとこの勝負は負けですね。

野党にはそれだけのことをする人脈も手段もないのか。だとしたらやっぱり深刻だけど、相手女性の声を確認できるまでは下手な追及などしない方がいい。ここであわてる道理はないのだから。

〈追記〉

結局女性記者が自分の会社(テレビ朝日)に名乗り出たけど、それでやっぱりというか、まだバカな連中が「テレビ朝日の対応にも問題がある」とかほざいてますね。

じゃお前ら、自分がテレ朝の上司だったらきちんと対応できんのかよ、ですよ。まあ100%無理。こういう論評ごっこは誰でもできるよな。

だいたいネトウヨとかテレビのコメンテーターとか言ってる連中の言うことって、評価の話ばっかりだ。自分は何もしないし当事者でもないし、たいした分析力があるわけでも知識があるわけでもないのだが、勝手な基準を持ち出して「あれは100点、神対応!」「こいつは0点、国民の敵!」とかいって点数をつけて喜んでいるだけである。

法律家なんかその典型で、やたらとタレント弁護士が増えたけど、法律なんてこれも結局人のやることなすことにあれこれ理屈をつけて「いい・悪い」を評価しているだけである。それで一般人もいいとか悪いとか、感心しないとか尊敬するとか、早い話が好き嫌いをオンパレードしてるだけ。

テレ朝としては女性記者から相談を受けても、最初に相談された時点で福田次官のセクハラを公開してもメリットはない。得にならないことをやらないのが人間の本性で、テレ朝の「上司」が報道を押しとどめたのはまったく合理的な対応だ。変に福田や財務省ににらまれたら今後の取材ができなくなるわけで、それがわかっているから福田のようなスケベジジイもセクハラをくり返す。

要はそういう利益構造があるからセクハラはなくならないわけで、ゲーム理論でもかじっていればこんなの誰でもすぐわかる話だ。だからセクハラとかパワハラは深刻な問題と言えるだが、そんなのまったく無視でマツコなんかテレ朝を批判してるわけ。「自分はバカでーす!」と元気に叫んでるだけだよな。

福田の辞任と財務省調査への批判があったからテレ朝も公表に踏み切ったんだよね。局面が変わったわけで、テレ朝の幹部たちも機を見るには敏なのだ。一気に王手したんですよ。

そういう観点からはなかなか面白いイベントでしたね。そしてこれも100%予想された「テレ朝にも問題が…」とのたまう愚か者たち。あまりに予想が当たりすぎて興ざめなくらいだけど。

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