「Rの法則」に見るキャバクラ番組の系譜

早々と「打ち切り」と相成りましたけど、森永卓郎とか尾木ママが「残念」「スタッフはいい人たちだったのに」などとお悔やみ?のコメントを出している。なんでこんなおじさんたちがここまでこの番組を惜しむのか、そういえば森永はほかにも似たような番組に出演していましたね。「ニュース女子」とか言ってた、右翼ネタのハレンチ番組。

沖縄基地反対派を誹謗中傷して地上波放送を止めさせられたという、ある意味それだけの右翼番組にすぎないのだが、そんなありきたりの内容よりびっくらこいたのがこの番組のスタジオとその出演者。そう、まるっきり「どこぞのキャバクラをそのまま番組化しました」という偉大なるコンセプトですよ。

「ニュース女子」と「Rの法則」。ネットで転がってる映像を私なりに「検証」してみますと(ほかにもやらなアカンことあるんだけど…現実逃避ですよ)、かわいい女の子(かわいくないのもいるけど、数をそろえりゃよく見えるから)が5、6人から10人規模でズラリと座ってて、男はチラホラいる程度。しかも男の大半は世に言うオッサンばかりで、イケメン系の若い男は申し訳程度にしか出てこない(ニュース女子ではもちろんゼロ)。まずこの男女構成、そして年齢構成がポイントですね。

オッサン出演者はこれもまたほぼ全員が脂ぎっている。特にニュース女子。清潔感がない。オヤジのくせにしゃべりまくる。まだその点はRの法則の方がマシだったが、あくまで場を仕切るのはオヤジであって、女の子たちはとにかくかわいけりゃよく、いろいろなことをしゃべってその場を盛り上げる。オヤジたちは笑って喜び、女の子たちも楽しくはしゃいで、まあいい番組なのかもしれないですね。こういう人たちにとっては。

私はフェミニズムも大嫌いで(フェミニストと称する基地外おばさんたちを私もフェミナチと呼ぶ)、まあ別に女の味方をするわけではないんですが、Rの法則にしてもニュース女子にしても、「女はかわいく、おじさんたちをおもてなし」というこのあり方、一言でいうと「キャバクラ構造」とでも言うべきものが共通しているといえますね。

そしてなんといってもド派手なセット。色がどぎつい。そこへもってきて女の子たちはミニスカばかりだし、ニュース女子だと年増のくせに胸の谷間までさらけ出して見苦しいのもいる。これもまるっきりキャバクラのデザインで、さながら西川史子はクラブママのポジションですね。

Rの法則は「ガールズ番組」と呼ばれていたそうだけど、番組自体がガールズバーという雰囲気ですね。たんぽぽみたいなおばさんもたまには出るが、彼らは「女」という扱いではなく、ただの芸人。主役は乃木坂みたいな「20代までの」女の子たちなのだ。大奥といっしょですよ。若くなくなったらもう女じゃないのだ。

第一、出演者の名前がすごい。本名ならキラキラネームだが、「椎名もも」だの「ほのかりん」だの、アダルトビデオの女優みたいな作り物臭い名前のオンパレード。というか、出演の女の子自体ある意味「作り物」でしょ? 日常生活であんなかわい子ぶりっこしてるかい。あくまで業務用ですよ。

こういうのおじさんたちは大好きなんだなあ~ もうホントに。やめられないんですね。それで森永も尾木ママもポロっと本音が出ちまったと(でも森永にはまだネット版ニュース女子があるじゃない)。

思ったけどこういうキャバクラ番組、考えてみればほかにもいろいろあって、さんまの恋のから騒ぎ?ですかね、あと日曜にやってる爆笑問題のなんとかいう番組、サンデーモーニングのあとのやつでも、セットはキャバクラデザインで、出演者はモデル上がりのド派手なタレントに脂ぎったオッサンばかりだ。女はかわいくバカを言い、仕切るのは年輩の男たち。「Rの法則」も、そうしたキャバクラ番組の一つだったのだろう。

聞けば、Rの法則では「女の子のモテ方」とか「かわいく見え方」とかばっかりやってたのだとか。まあ動画で見ててもそうですね。ある意味、「今どきの女の子はこうでなくちゃならん」と教えてあげてたのだ。

女はこうあるべき、それって昔の「女大学」じゃないのかね。女なんですから、男と違う、そして「良い女」とは、男の方々にモテなくちゃね、だから男性から三歩下がって歩きなさい、と。昔の日本女性はつつましやかに、物憂げにやって男をひっかけたが、今の女の子はもっとどぎつくやるのだろう。しかしいずれも「モテ度」を女という性の尺度にしている点では共通だ。

こういうキャバクラ番組、あるいはガールズ番組に出て、精いっぱいの笑顔を振りまくタレント志願の女たちを見ていると、今も昔も、女は男以上に「女」という性に徹しようとしていると感じる。今は「男の子がそんなことで泣くんじゃない!」と言おうもんならセクハラ扱いだから、ある意味男の方が女より性から解放されているようにすら思えますね。

Rの法則、つまりNHK制作のキャバクラ番組は、今回の騒動であえなく打ち切りとなったけど、まあまた形を変えて出てくるのだろう。なぜなら需要があるから。女はかわいくおじさんたちをおもてなし、そういう男性女性双方の需要がある限り、キャバクラ番組は品変え所変えて再生するのでしょうね。

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