NHKの滋賀のニュースを見ていたら

8時45分からの夜の地域のニュースで、滋賀選挙区の嘉田候補と二之湯候補が出ている。嘉田さんの演説シーンは見逃したが、二之湯はサンフレッチェ広島を例に挙げて滋賀にJ1リーグ?のサッカーチームをつくって若者を滋賀県に引き留めるのだとか言っていた。

MIOびわこ滋賀とか佐川FCとかありますけど、あんまり強くないんですかね。「本気で滋賀からJリーグ、めざします」とかテレビでやってますけど、二之湯が参院議員に再選したら、MIOびわことかはJリーグに昇格できるんでしょうか。サッカーは詳しくないので、よくわからないが。

しかしまあ、Jリーグのサッカーチームがあれば若者の流出を抑えることができるのだという主張も、これもそういうもんなんでしょうか。

広島県の人口移動統計調査によれば、広島県は平成28年から過去3年連続で転出超過、つまり県外へ人口が流出している。その数も平成28年が1865人、29年が2906人、30年が3220人と年々増加している。転出する理由の約54.8%は転勤、就職、転業など経済的理由が占めている。

お分かりだろうか? サンフレッチェ広島のファン動員による経済的効果が何であれ、広島県の人口流出は傾向として止まっていないということだ。そして県外へ転出した者の23.4%が20代前半の若者であり、20代全体で転出者の38.9%を占めている。つまり、県内にはいい仕事がないので、東京や大阪に引っ越していく若者が相変わらず多くいると考えられるのだ。20代前半の転出入超過数は平成30年で2082人に上り、年齢階層別では最多の転出超過数である。

滋賀について数字を挙げると、滋賀県庁の「滋賀県の人口と世帯数(2019年)」によれば、滋賀県の転入超過数は過去3年間連続してプラス、つまり滋賀に移り住む人の方が多い。そのうち京阪神からの移住者は平成28年が78人、平成29年が128人、平成30年が855人にも上る。しかも、KEIBUN調査研究レポート(2015年)によれば、2015年の滋賀への転入者のうち、3分の1は20代が占めている。

こうしたことから言えるのは、二之湯という男は、滋賀のことなぞロクに知りもしないということだ。滋賀や各地の道府県に関する資料や統計などまともに読んでいないのではないか。

別に嘉田さんのことを持ち上げるつもりもないが、知事となる以前から科学者として滋賀の各地を歩いた嘉田氏とでは、この点大きな差があるのはまちがいない。サッカーのクラブチームや湖上スポーツも結構だが、滋賀に移り住んだ若い世代にはもっと必要なものがあるんじゃないですかね。

ま、組織票があるから、二之湯の当選は堅いのだろう。しかしそれにしても不勉強だと思うし、琵琶湖岸に乱立する新興マンションを見れば、滋賀の人口増加がスポーツ振興などではなくて、京阪神からのベッドタウン化によるものだということぐらいすぐに見当がつくだろう。

「自民党でーす、お願いしまーす」とだけ言って握手してまわってりゃいい候補者を議員にするとは、こういうことなのだなあとつくづく感じましたね。細野豪志も応援に来てくれたし、滋賀の二之湯王国はますます安泰ですな。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント